苗の育苗。植物の蒸散作用について

種まきから9日目にあたる

5月2日(種まき後9日)
苗育苗5.2?
おおっていた被覆資材をはぐとニョキっと苗が顔を見せる。

5月3日(種まき後10日)
苗育苗5.3?
中央部に苗の焼けがみられたのですが
もう他と比べても遅れを感じさせないほどに草丈も一緒。

苗育苗5.3?

5月5日(種まき後11日)
苗育苗5.5?
3日から続く雨天曇天で気温も上がらなかったのもあって、目覚しい草勢は見られない。

5月6日(種まき後12日)
苗育苗5.6?
稲苗に交じってお客さんも顔を出す。
この双葉はなんの種だろう?
おもしろそうなので経過を見守ろうと思う。

苗育苗5.6?
灌水後の水滴ではなく苗からの蒸散の水滴。

この蒸散はどういう作用かというと

簡単に言えば、植物も体温調節をしているということなんですね。

私たち人間も運動をすると汗を出して気化熱を空気中に放散し、体温を下げますね。

それと同じ原理で、植物も蒸散によって体温が上昇するのを防ぎます。

ではどんな時に気孔は開閉する?のかまとめてみました。

■植物の気孔が開くとき

・昼間(光合成のさかんになる)
・大気中の温度が高いとき
・湿度が高いとき
・風通しが悪いとき

■植物の気孔が閉じるとき
・光合成をしない夜
・植物内の水分が少ないとき
・湿度が低いとき
・風通しがよいとき

植物が水を多く使って光合成をさかんにおこなうとき、
気孔は開いて使いきれなかった水をさかんに外に排出します。

また、気温が高いとき、植物の活動も活発になるので光合成もさかんになり、気孔が開き、蒸散量も増えます。

湿度が高いときや風通しの悪いときも、植物内の水分が多いので、気孔は開いています。

逆に、植物内の水分が不足気味のとき、気孔は閉じます。
土の中の水分量が少ないとき、湿度が低いとき、風が強いときは気孔は閉じています。

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