「蓴羹鱸膾」 読み方がわかった。

こんにちは、じゅんさい次郎です。

前に書いたブログに登場した昔の包装紙、その中に登場する難しすぎる四字熟語「蓴羹鱸膾」。
前回は読み方も解らなかったのでキーボードで打つこともできなかったのですが、なんとか読み方を調べてブログに載せることができました、しかし難しい漢字ばっかりですね。一文字づつ見ていきましょう。

まずは「蓴」。「じゅん」・「ぬなわ」と読むそうです。
そうです、じゅんさいの「じゅん」はこの「蓴」なのです。漢字で書くと「蓴菜」です。
じゅんさいが大好きと言っておきながら、この漢字を知らなかったとはじゅんさい次郎一生の不覚!ノートに百回書いて蓴の字を体に染み込ませねば!
じゅんさいは「ぬなわ」と言われていて、万葉集にも歌われたという話も聞いたことがありましたが「蓴」一文字でも「ぬなわ」と読むんですね、「沼縄」という書き方しか知らなかったので新しい発見でした。

二文字目「羹」。「けん」と読むそうです。
意味は中国料理で熱い汁物のこと。

三文字目「鱸」。読み方は「すずき」
魚のすずきのことです。日本から中国の沿岸に分布しているとのこと。

四文字目「膾」。読み方は「なます」
なます料理のこと。

四文字で「蓴羹鱸膾」。「じゅんこうろかい」と読みます。

中国の晋の国の張翰っていう人が、自分の故郷の料理である、じゅんさいの温かいスープとすずきのなますの味が恋しくなり、高い職を辞めて故郷に帰ったという故事から、故郷を懐かしく思い慕う情のこと。

だそうです。やはり昔から「じゅんさい」は人々の心を魅了していたのですね〜。

今回、この四字熟語を調べていたらじゅんさいに関する単語を見つけました。

採蓴(さいじゅん)。じゅんさいを採ること。

蓴生う(ぬなわおう)。春になって、じゅんさいの新しい芽が生えること。

こんな単語があるんですね〜。
来年の春には「蓴生うてまいりましたねぇ、今年も採蓴の季節がやってまいりましたねぇ」
と日常会話に覚えたてのこの言葉をぶち込んでいきたいとたくらんでいます。

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