秋田県内一部の降雪がすごいことになっていた。
とある日、いつものように除雪をしていると近所のひょうきんなお爺さんも家の前の除雪の為、外に出てきた。
『あんちゃやってるな〜。おー積もったごどー。早く終えて家の中さはいっぺしな。おーさんびっさんびっ!あははは。』
と、晴天の空の下、太陽の光は温かくそのせいもあってか会話は弾む。
『今日のニュースみだが?みでね?んだぁ。横手の方は大変だな!こんたもんでねものな!』
『あんちゃ、あの大雪知ってら?なんだが?四十…ん?七だが?七だな。四十七大雪!』
『あのどきの〜雪だば〜上がらのちっと降ってきたものな〜』と除雪の手を休め、当時を回帰しながら話してくれる。
いったい四十七大雪とは、なんなのか。
一夜にして47cm積もったのか?
47日間降り続いたのか?
それともプロレスなどでよく耳にする
1.4東京ドーム長州引退試合のような
日にちをあらわすものなのか?
なんで47なんです??
お爺さんは、手に持っていた缶コーヒーを
一口あおるとこう答えた。
あのしゃ。あの年、昭和47年にしったげ降ったった。
おめだば生まれでねべな〜。
おめ何年生まれだが?
もう毎日屋根さ登って雪おろしてな。
あいだば大変だったなぁ。
ん?あれ?おいその年、東京さ出稼ぎさ行ってだな?
んだ!おいでねーでぃぁー(笑)
あいー嘘教えるとごだった(笑)
おらのかがぁだば大変だったびょん。
んだば、オイ雪降ろしたのいづだったがな??
まぁいいが。あはははは。
互いに笑いながら余っていた箇所の雪掻きをやり終えた。
その翌日の朝刊を見て思わず噴き出す。
秋田県、降雪ペースおさまらず!『四十八豪雪』超す勢い。
横手市内、除雪間に合わず!
しっかり嘘を教えられていたのでした。
これぐらいの誤差は御愛嬌です。
楽しい雪掻きをありがとう。
※四八豪雪(よんぱちごうせつ)とは1973年(昭和48年)11月〜1974年(昭和49年)3月の豪雪、雪害である。昭和48年豪雪(しょうわ48ねんごうせつ)、秋田豪雪(あきたごうせつ)などとも呼ばれる。
秋田県内の被害状況
1973年(昭和48年)
11月 – 山間部で40〜50cm、秋田市でも19cmの積雪(11月の積雪量記録の第1位)
12月上旬 – 山間部で100〜200cm、沿岸部で20〜50cmの積雪。沿岸部では60年ぶりの積雪量。秋田市では1960年(昭和35年)1月中旬の大雪以来の「雪捨て列車」を運行。東京方面への飛行機20便中12便欠航。特に12月10日には国道と県道が全面的に通行止め、電線の断線による停電
1974年(昭和49年)
1月
中旬 – 交通は混乱し、建物の倒壊や雪崩による死者も
下旬 – 記録的な大雪と猛吹雪のため国鉄が全面運休
2月中旬 – 寒波に伴い積雪量増加。雪崩、建物倒壊、鉄道運休、国道不通
3月中旬 – 100年ぶりの大雪
4月1日 – 東成瀬村で雪崩、3名死亡
被害総額 158億5161万円
死者 13人
負傷者 29人
建物倒壊・浸水被害 503戸
最深積雪
秋田市(旧) – 117cm
横手市(旧) – 259cm
大曲市 – 221cm
湯沢市(旧) – 221cm
その他の豪雪
昭和38年1月豪雪(三八豪雪)
五二豪雪(昭和52年豪雪)
五六豪雪(昭和56年豪雪)
五九豪雪(昭和59年豪雪)
六一豪雪(昭和61年豪雪)
平成18年豪雪(〇六豪雪、一八豪雪)
平成23年豪雪(北陸豪雪、山陰豪雪)
平成24年豪雪(北海道豪雪、東北豪雪)
平成25年豪雪(東北豪雪)
四八豪雪「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」
最終更新 2014年1月19日 (日) 16:49
コメント